バーガーもチキンも扱う謎のチェーン店を発見 ―
中国2007月10月1日
このほど中国は広州に、二大ファストフードチェーンのマクドナルド(中国名・麦当労)とケンタッキーフライドチキン(同・肯徳基)を脅かす強敵(?)が存在することが明らかになった。
その名も
「マクタッキー(麦肯基)」だ。
この「マクタッキー」、東京の人々に意見を聞いたところ、意外にも「“マック”と“ケンタ”、両方とも食べられるなら最高ですね」という人が多かった。
マクタッキーのセールスポイントは
一つの店で“マック派”も“ケンタ派”も仲良く食事ができるところ。
ハンバーガーからフライドチキンまで取り揃えてある。
しかも、マクタッキーの商品はすべて2社より1~2割ほど安く価格設定されている。
たとえば広東省深セン市のマクドナルドでは、ビッグマックは11元(約169円)だが、
マクタッキーでは同じタイプの商品を9元(約138円)で食べることができる。
マクタッキーの公式サイトの説明には
「マクタッキーは60年代中頃、アメリカの西部を発祥の地とし、まもなくアメリカの地方に拡がった。数十年運営している中で、一流の管理・運営方及び、一流の品質で世界各国に進出している。そして中国広州マクタッキー管理有限会社はアメリカの運営方式を導入し、中華美食と融合してきた。現在中国の各地でチェーン加盟店を募集している」とある。
しかし
大手検索サイトでマクタッキーの英語名を検索しても、アメリカで展開しているという情報は出てこない。 そしてマクタッキーは90年代中頃には既に中国に展開していたとの報道があった。
調査により
マクタッキーは現在広東省広州市南部を中心に、北京市、山東省などの郊外にも展開していることがわかった。実際に広州の店舗では、価格はビッグマクタッキーのMセット(ポテト、コーラ)で15元(約230円)と安いが、コーラの味の何かがおかしかった。
全体的に味はイマイチといった評価で、普通はこうした飲食店が混雑する時間帯でも店内に客はなく、とても繁盛しているとは言いがたい。
街を行く人によると、地元の人は基本的に入らないということだった。
(
編集/YO)